FORMAT$

数値や文字列を指定の書式に変換

var = FORMAT$(pattern,val[,val]…)

パラメーター

pattern：書式を含む文字列

val：書式に入れる値

戻り値

var：整形済み文字列

解説

渡された値を、書式を変えて返します。

基本書式

書式	内容
%S	文字列を出力
%D	整数を出力（小数点以下は切捨て）
%B	2進数に変換して出力（※Ver3.3〜）
%X	16進数に変換して出力
%F	実数を出力（指定小数点以下は四捨五入）

各書式に共通の書式

書式例	内容
%5D	5文字分の幅で右寄せになるよう頭に空白追加
%04X	4文字分の幅で右寄せになるよう頭に"0"を追加
%-5D	5文字分の幅で左寄せになるよう末尾に空白追加
%+D	数値に＋−の符号を付ける(D,Fのみ使用可)
%5.1F	小数点と下1桁込で5文字分の幅に右寄せ。小数点最下位は四捨五入される。(Fのみ使用可)

サンプルコード

%S：文字列を出力

?FORMAT$("これは%Sです","りんご")

出力結果

これはりんごです

%D：整数を出力（小数点以下は無視（切捨て））

?FORMAT$("へいきんは%Dです",200/3)

出力結果

へいきんは66です

%X：数値を16進数で出力（小数点以下は無視（切捨て）

?FORMAT$("%Dは16しんすうで%Xです。",200,200)

出力結果

200は16しんすうでC8です

%F：実数を出力（桁数未指定なら小数点以下６桁。表示桁数以下は四捨五入）

?FORMAT$("へいきんは%Fです",200/3)

出力結果

へいきんは66.666667です

共通の書式の例

?FORMAT$("%5D",123) '5文字分で右寄せ
?FORMAT$("%5.1F",200/3) '小数点1位と,全5文字分で右寄せ
?FORMAT$("%-5D",123) '5文字分で左寄せ(後ろに半角スペース)
?FORMAT$("%+D",123)  '+-の符号付き
?FORMAT$("%04X",123) '4桁に足りない桁を0で埋める

実行結果

実際の使用例。同じ文章を何度も書かなくても１回で済む。

N$="りんご:KOSU=3:YEN=500:GOSUB @DSP
N$=みかん:KOSU=7:YEN=360:GOSUB @DSP
END
 
@DPS
?FORMAT$("%Sは、%Dこ%Dえん、",N$,KOSU,YEN)
?FORMAT$("1こあたり%8.2Fえんです。",KOSU/YEN) '全体の桁数が8,少数以下2桁
RETURN

実行結果

りんごは、3こ500えん、
1こあたり  166.67えんです。
みかんは、7こ360えん、
1こあたり   51.43えんです。

参照

ASC 文字から、文字コードを取得

CHR$ 文字コードから、文字を取得

VAL 文字列を数値に変換

STR$ 数値を文字列に変換

HEX$ 数値を16進数の文字列に変換

FORMAT$ 数値や文字列を指定の書式に変換

LEN 1.文字列の長さを調べる 2.配列の要素数を調べる

MID$ 文字列の一部分を取得

LEFT$ 文字列の左から指定文字数分を取得

RIGHT$ 文字列の右から指定文字数分を取得

INSTR 文字列内を検索

SUBST$ 文字列内を置換

BIN$ 数値を2進数の文字列に変換

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